【映画】衣山シネマサンシャインで「運び屋」を観てきました(2018)
画像出典元URL:http://www.cinemasunshine.co.jp/theater/masaki/
衣山シネマサンシャインで「運び屋」を観てきました。
この映画のyahoo映画の口コミ評価は
(映画を観に行く直前の評価です)
クリントイーストウッドは88歳! (1930年5月31日)
私はダーティー・ハリーシリーズを観てたので、クリントイーストウッドには暴力には暴力をって役のイメージが強かった。
そんな彼が年を取り、監督を主演をつとめた映画が話題になってるというので、映画館へ行ってきましたよ。
映画館は年配のお客さんばかり!
映画の中のクリントイーストウッドも年を取りましたが、観に行く観客も同じように年を重ねていることに、しみじみと感じるものが…。
そして見終わったとき、じーんとくるものがありました。
映画を観ていて泣いてしまうことは珍しくないのですが、鼻の奥がツーンとなって涙が出た映画はあまり記憶になく、私も人生の終わりを見始めてるのかなと思いました。
といっても、まだまだ終わりませんけどね!(笑)
運び屋、私は観に行ってよかったです^^
映画情報
90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、家族を二の次にして仕事一筋に生きてきたが、商売に失敗した果てに自宅を差し押さえられそうになる。そのとき彼は、車で荷物を運ぶだけの仕事を持ち掛けられる。それを引き受け、何の疑いも抱かずに積み荷を受け取っては運搬するアールだったが、荷物の中身は麻薬だった。
/シネマトゥデイより
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド ブラッドリー・クーパー ローレンス・フィッシュバーン マイケル・ペーニャ ダイアン・ウィースト
時間 125分
公式サイトはこちら
「運び屋」は実話が元になってる?!90歳の運び屋が実在したなんて驚き
本当に90歳の運び屋がいたなんて!びっくりです。
映画の中のクリントイーストウッドもすっかりおじいちゃんで、免許証返納しないと危ないでしょ!って言いたくなる感じ。
そんなおじいちゃんが長距離運転するってだけでも普通にびっくりなのに、運んでる物が麻薬だなんて!
家族を顧みず家の外に居場所を求め続けた主人公。
会社も潰れ、家族にも愛想をつかされて、お金もない。
「ある場所に荷物を運んでくれるだけで金になる仕事がある」
そんなのヤバい物以外ありえないよね!
でも、本当にお金がなく、孫娘の結婚に約束したお金も用意できない状況で、自分にできることが他になかったといえば…なかったかもしれない。
1回、2回、3回と運び屋の仕事をするたびにお金は手に入った。
だけど、失われた家族との時間はどうすることもできなかったわけです。
やはり俳優さん自身に深みがあるので、映画もいい意味で重く深かった。
ラジオで音楽を聴きながら運転していて、自分も一緒に歌うシーンは、アメリカ映画ではよく見る光景ですが、これがまた、古き良きアメリカって雰囲気でよかった。
淡々とした展開なのだけど、カット割りっていうの?
見せ方が上手でした。だるさがなかった。
そういう日常の感じから、「あ、そうだった。これって麻薬の運び屋の話だった」と思い出させる緩急があり、最後の場面へともっていく流れがよかった。
最後に歌が流れるんですが、「老いを迎え入れるな」って歌詞で、このフレーズが何度も何度も出てきます。
人は誰でも老いていくわけだけど、それとどう向き合うかは自分次第なのよね。
とにかくクリントイーストウッドが渋い!
興味のある人はぜひ映画館で!
衣山シネマサンシャイン
住所 | 愛媛県松山市衣山1-188 パルティフジ衣山2F 地図 伊予鉄道高浜線衣山駅を降りて、北へ徒歩5分 |
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電話番号 | 24時間上映時間案内 089-911-0066 |
駐車場 | 無料駐車場 1,000台 |
ホームページ | http://www.cinemasunshine.co.jp/theater/kinuyama/ |
<ご案内>
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よくある質問
ネタバレ
家族を顧みない夫に愛想を尽かした妻。
夫を人前で罵倒するシーンもあるのですが、その妻が病に倒れるんです。
もう手遅れで、あと数日かもしれないという状態。
孫娘が主人公に連絡をしてそれを伝えますが、自分の命がかかった運び屋の仕事中だったので「今は行けない」と答えてしまいます。
彼はずっと仕事を優先させて家族と接してきました。
今回も家族より仕事なのか(まぁ命もかかってますしね)と思いきや、妻の前に現れます。
行けないと言った次の瞬間、妻のところに行ってたのでびっくりしました(笑)
妻がね、死を前にして言うわけです。
「どうしてかしらね。理由は分からないけど、あなたが来てくれて嬉しいの。」と。
それを聞いていた娘もまた、父親に対して拒絶していた気持ちをほどいていったんだと思います。
この、命が尽きようとしてる妻と夫とのシーンで、鼻の奥がツーンときたわけです。
夫婦って不思議ですよね。私はバツイチですけど。
主人公もやっと気付くわけです。
自分が本当に求めていたものがなんなのかを。お金では手に入らないものを。
クリントイーストウッドも正直な気持ちを伝えてました。
「外で認められることが自分にとって大切なことだと思っていた。」
「家の中では俺は役立たずだったから…。」
家族は父親を求めていたのに、なんか切なかったな。
娘役の女優さんが、クリントイーストウッドの本当の娘さんだったってことは、見終わってから知りました。
クリントイーストウッドの人生も重ねていた作品なのかもしれませんね。
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